前回AIきりたんにつられて挑戦を行ったNEUTRINO。
今回はもう少し踏み込んで調声してみます。
練習曲と著作権
始める前に前準備として楽譜を探します。
IMSLPという著作権切れの楽譜を掲載しているサイトを覗いてみる。
きらきら星とか懐かしいなと思ったのでTwinkle Twinkle Little Startから楽譜を見つつ、ハンドブックを参考にして楽譜を作っていきます。
歌詞を確認するときに気づいたんですが、きらきら星の原詞と原曲は著作権が切れているけど一番有名な日本語詞は著作権が残っている(Wikipedia)。
単に歌わせるだけなら個人利用だろうけどブログで公開するしなー。
気にしすぎかもしれませんが別のものを探します。
大きな古時計(Henry Clay Work)も心動きましたがなんかも訳詞の著作権が切れていないのでなし。
詩、曲ともに著作権切れのものを探してみました。
- さくらさくら(作詞作曲者不詳)
- 春が来た(高野辰之作詞、岡野貞一作曲)
- 桃太郎(作詞者不詳、岡野貞一作曲)。
- シャボン玉(野口雨情作詞、中山晋平作曲)
- どんぐりころころ(青木存義作詞、梁田貞作曲)
歌の種類的にさくらさくらにします、時期も丁度いいですし。
musicxmlの作成
前回と違ってちゃんと楽譜を見てMuseScore
で打ち込んでいきます。
素人でもちゃんと書けるぞ。
8分音符がつながる部分が分からなくてちょっと躓いたりもしましたが。
NEUTRINOでそのまま歌にします。
ピッチと声質をデフォルトの1.0
から変えてみます。
1 2 3 |
: WORLD.exe set PitchShift=1.1 set FormantShift=0.8 |
…どなた?
全くの別人になりますが歌い方自体は同じですね。
歌い方そのものを変えるにはどうすればいいのか。
調声支援ツール
@m_sig_twさんが公開されてるNEUTRINO調声支援ツールを使わせていただきます。
これも解凍して実行するだけ。
まずは左上メニューから「環境設定」でNEUTRINOのフォルダを指定します。
設定(歯車アイコン)からRun.bat
で書くのと同じ内容を設定。
「実行」を押すとNEUTRINOの3フェーズが表示されます。
とりあえず上から順に実行して閉じる。
各フェーズのファイルが読み込まれます。
ピッチをいじりたいので左下からf0
を選択して上のツールからやりたいことを選んで、カーソルで範囲選択+上下スクロールで調整します。
終わったら書き出しでf0
ファイルを上書きします。
最後にもう一度「実行」から「WORLDを実行」だけを行って再合成。
この再合成をしないとツール内の音声は変化しないので、変えながら何度も繰り返す必要がありそうです。
とりあえずツールを適当に使いながら書き出してみる。
音がクワンクワンしてる。辛い。
この作業はかなり音的センスを問われそうなのでちょっと向いてない気がする。
ツールのおかげでものすごくやりやすくなったけど、もっとズルすることはできないだろうか。