久々にPhoneGapを見たらGUIがありそうだったのでビルドまで試してみました。
Cordovaとの違いとかが出る内容ではないと思うので、ビルド部分はcordovaを使った時と同じようにやっています。
インストール
ダウンロードサイトから実行ファイルをもってきます。
Windows8.1 32bitしかないですがWindows10 64bitでもインストールできました。
ここは適当に進めればインストールできますが、初起動時はファイアウォールの許可が出るので許可しておきます。
プロジェクトの作成
+ボタンからテンプレートと場所・プロジェクト名前を設定します。
出来たプロジェクトはブラウザで確認することができます。
基本的にGUIでできるのはプロジェクト作成とローカルホスト起動だけみたいです。
ビルド
公式では PhoneGap Build を進めていますが、無料では使い物にならない制限があるのでコマンドでビルドすることにします。
まずはコマンドを使うためのCLIインストール。
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npm install -g phonegap |
コマンドプロンプトでプロジェクトに移動して次のコマンドを実行します。
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phonegap build android --release //これは次のコマンドをしてくれます // - プラットフォームの追加 // phonegap platform add android // - アプリのビルド // phonegap prepare // phonegap compile |
次に署名と最適化をします。
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//アプリフォルダに移動 cd platforms/android/app/build/outputs/apk/release //キーストア(署名鍵)の作成(ある場合は省略 //設定:100年有効、エイリアス名:alias、組織名:Narumium、国:日本 keytool -genkey -v -keystore android.keystore -alias alias -keyalg RSA -validity 36500 -dname "O=Narumium,C=JP" //アプリへの署名 //aliasはキーストアのエイリアス //-storepass -keypassオプションでパス入力も可 jarsigner -verbose -keystore android.keystore app-release-unsigned.apk alias -signedjar app-release-signed.apk //最適化(署名の後にする zipalign -v 4 app-release-signed.apk android-release-opt.apk |
これで実機で動かせます。なんならGoogle Playで公開もできます。
あとはwwwフォルダの中を書いて、作りたいアプリを作るだけです。
遭遇したエラー
Androidを指定しないビルド時に以下のエラーが出る
phonegap platform rm browser
でプラットフォームを削除する
必要ならphonegap platform add browser
で再作成する
インストール時に「パッケージが破損しています」といわれる
ここでちゃんとIDがユニークになるよう指定する
zipalignが見つからない
Android SDKの場所/build-tools/バーション
を環境変数Pathに追加